「家宅侵入事件」の審議実況中継!-3

つづき)

 

検察官:

では、繰り返しになりますが、ハリー氏は、「事件があった前日の午後、3時45分ちょうどから5時30分ごろまでの間、部屋を開けていた」ということですね。

 

ハリー氏:

そのとおりです。

 

検察官:

では、発見した当時の状況をお話願いますか?

 

ハリー氏:

はい。先にお話したように、「私の家(ハリーのお宅)では、土曜の午前は、掃除をすることが習慣化されています。」部屋がいろいろありますので。(書斎・リビング・懺悔室・ピーターの別室・VIP室)

その日は、前日の健康診査の結果がよろしくなかったので、掃除にもさほど気合が入らず、「半ば義務的に機械的に習慣的に掃除に取り掛かった」と記憶しています。多少の疲れもあり、通常9時開始のところを少し遅れて9時15分過ぎから「ダイソンの掃除機」で納戸の棚から出して、リビングに移動。「プラグのついた線」を伸ばして、「コンセント」に「はめ込もう」としたとき、「気づいた」のです。

 

検察官:

もう一度「例の写真」を出して。(部下に指示を出した)

正-3

この「赤い線」のように、「プラグが湾曲していた」のですね。

 

ハリー氏:

そのとおりです。

 

検察官:

あなたは、なぜ、「湾曲したままの状態」で、「物的証拠を残さなかった」のですか?

 

ハリー氏:

先に話しましたように、昨日の健康診査の結果が悪かったのと、朝から少し疲れていたので、「さっさと、掃除を済ませたかった」という気持ちが先に立ちました。「プラグがかなり湾曲」していました。この状態では、「コンセントにハマらない」というほどでした。

かなりの角度に曲がっていました。「これでは、掃除ができない。」という焦りの気持ちが先にたち、「この湾曲した部分を手で戻しました。」

その際、「かなりの力を加えました。」それくらい、「湾曲していたのです。」

わたし(女性の力)では、まっすぐにすることはできず、この写真のように「少し湾曲した状態」がやっとでした。この状態で、なんとかプラグとコンセントを接続することができ、掃除を開始することができたのです。

 検察官:

つまり、「女性の力で、このプラグを曲げるためには、かなりの力が必要である。」ということですね。

 

ハリー氏:

おっしゃるとおりです。

 

検察官:

このプラグは、「固い素材であり、かなり強い物理的な力でなければ、容易にまがらない。」ということです。

収納状況からして、「収納時に強い力が他から働いたとは考えにくい。」

(部下が、もう一つの写真を出した)。

正-4

これは、収納の状況で、掃除機の本体に使用時以外は、プラグが巻き付いている。

では、「プラグに物理的に衝撃が加わると考えられる」のは

①プラグを巻き取る際

②収納時

この二つしか考えられない。

①については、ハリー氏によると「プラグが曲がるほどの衝撃はない」とのこと。

②については、この写真でも分かるように、「上下・左右」に「物的に衝撃を与えるような状況にない。」

 

同居人は、「猫のピーター」一匹である。「猫の肉球」や「猫の歯」では、到底、プラグを曲げることは不可能である。

 

これは、「密室での怪奇事件」としかいいようがない。

 

 ハリー氏:

あの~。ある心当たりがあるのですが。

 

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